暴力団排除活動は、地域、職域において、住民や企業、関係機関、行政機関等が有機的、多角的に連携し、暴力団の不当、不法な要求を断固拒否するとともに、社会、経済各般の場から暴力団を排除し彼らが社会の中で存在し得ない状況を作り出すための諸活動です。
愛知県下では、昭和50年代半ばから一部業界で暴力団排除のための組織が結成されて以来、順次組織作りが行われてきましたが、平成4年3月、暴力団対策法が施行され、これを契機として地域団体や職域団体における暴力団排除活動が大きな盛り上がりを見せております。
地域暴力団排除組織
現在、地域の暴力団排除組織として、県下の全警察署管内に地域暴力団排除組織が結成され、地元警察署や行政機関との密接な連携のもとに、地域住民や企業の参加による活動を行っています。
職域暴力団排除組織
職域の暴力団排除組織は、現在26の職域・業界に、暴力団問題をはじめ、諸般の問題に適切に対処するための組織が結成されています。これらの組織では、暴力団担当の警察官を招請した暴力団に関する情報連絡会、暴力団対応策の研修会等を開催し、実効をあげております。
暴力排除団体連絡会
職域の暴力団排除団体の連絡・情報交換の場として、平成6年10月、「愛知県暴力排除団体連絡会」を結成し、定期的に会合を開いて各職域の暴排活動の実施状況、暴力団情報の交換等を行っています。
暴力対策協議会
平成28年6月21日に「中央新幹線愛知県内建設工事暴力団等排除対策協議会」が結成されました。同協議会は、JR東海(株)が事業主体となるリニア建設事業から暴力団をはじめとする反社会的勢力を排除する目的で設立され、排除のための施策を推進して、業界の健全な発展に努めています。